ミューザ川崎シンフォニーホールで2月16日に、表彰式が行われる「第70回毎日映画コンクール」の受賞結果が、このほど発表された。市は、70回という節目の開催を盛り上げようと記念イベントとして、かわさきシネマアワードを企画。川崎を舞台にした映画のナンバー1を投票で決めるもので、原桂之介監督・脚本の「小川町セレナーデ」に決定し、同コンクール表彰式内で賞が贈られる。
今年の日本映画大賞は橋口亮輔監督の「恋人たち」。日本映画優秀賞は黒沢清監督の「岸辺の旅」に決まった。「野火」の塚本晋也さんが監督賞と男優主演賞をW受賞。女優主演賞には綾瀬はるかさん、女優助演賞には長澤まさみさんが選ばれた。野田洋次郎さん「トイレのピエタ」と藤野涼子さん「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」の二人がスポニチグランプリ新人賞を受賞。桃井かおりさんが田中絹代賞を受賞した。
昨年からは表彰式の前に、「ミューザ川崎光のブリッジ」で受賞者が光のブリッジを歩くオープニングセレモニーを行い、多くのファンが訪れ賑わいを見せている。今回は午後2時から行われ、観覧は自由。
同コンクールは、戦後混乱期の1946年に第1回が開かれ、70年という長い歴史と映画監督や映画評論家などによる厳正な選考から、権威ある映画賞の一つとされている。主催は毎日新聞社ほか。
1月31日(日)には、「映像のまち・かわさき」フェスティバルをアトレ川崎で開催する。午前11時から午後6時まで、参加無料。「映像のまち・かわさき」をPRする。
問い合わせは川崎市市民文化室(【電話】044・200・2416)まで。
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