中原消防署(高嶋敏署長)は、文化財防火デーの一環として、1月25日に下小田中の全龍寺で消防訓練を行った。同署の署員23人と消防団員8人が参加。全龍寺本堂から出火し、関係者の初期消火活動にもかかわらず延焼拡大し、川崎市指定歴史記念物である石造小林正利坐像に被害が及んだことを想定に訓練=写真=が実施された。
高嶋署長は「高願寺の火災の際には全部燃えた。放水したくても水は蒸発し、建物も横に崩れていった。署員団員は自らの命を守るためにも建物が崩れ落ちた時どうなるかなど構造なども勉強していただきたい」と話した。
柳周峰住職は「東日本大震災から時間が経ち防災に対して少し力を失ったと感じる。諸行無常の前にはどうにもならない。だからこそ何か形あるものこの世の存在全て縁のある限り存在しておこう。その一助としての訓練」と述べた。
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