第22回神奈川県商業従業者海外派遣団のリーダーを最年少で務める 中村 順(すなほ)さん 横浜市在住 22歳
まっすぐ夢に向かって
〇…この海外派遣団は県内の若いビジネスパーソンに国際的視野を持ってもらおうと、県と公益財団法人はまぎん産業文化振興財団が募って結成された。今月13日から8日間、ヨーロッパの地域商業や専門店等を視察する8人の団員の中で最年少にしてリーダーに。「若いうちに色々経験した方がいいという上司の後押しもあり、自らリーダーに立候補しました」。視察に向け準備を進める中、「最年少だからとかしこまらず、何でも言い合えるようにしたい。皆で楽しく学んできます」と士気を高める。
○…元住吉の整体院に勤めて1年半。鍼灸師として日々患者と向き合う。派遣団では飲食や卸商など様々な業種のメンバーとともに、ワイナリーや雑貨店などを視察する予定だ。「初めてのヨーロッパ。色々な現場、観点から多くのことを吸収していきたい」と意気込む。中でも楽しみにしているのが、自身の仕事にも直結するオイルマッサージの視察。「現場を見る機会をもらえて嬉しい。知識を得て技術を向上することで、自分の仕事の信頼につなげたい」と目を輝かせた。
○…将来の夢を決めたのは小学3年生の時。「子どもの頃、共働きでダブルワークをしていた母によくマッサージをしてあげていた。ありがとうと言ってもらえるのが嬉しくて、これを仕事にしようって」。中学生の時に直接鍼灸師の話を聞く機会を持ち、志を固めた。「母や人のためにという思いはずっとぶれずにやっている」と、まっすぐ自分の道を進み続ける。
○…休みは店のスタッフと旅行を楽しんだり、商店会でイベントの企画やHP運営に携わったり、「今毎日がすごく充実している」とニコリ。「元住吉が好き。だんだん繋がりもできてきて、今はこの地で頑張っていこうという思いが強い」。一方で、「いつかは子育てをしながら自宅でお店を経営することも夢ですね」とも。未来への希望を胸に、一日一日を積み重ねていく。
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4月19日
4月12日