丸子6町会(山王町1丁目、山王町2丁目、新丸子東、新丸子東2・3丁目、八幡町、丸子通1丁目)などで構成される上丸子小学校避難所運営会議では、11月27日に上丸子小学校で避難所開設訓練を行った。これは、災害時に地域住民主体で避難所をスムーズに開設できる態勢をつくることが目的。
参加したのは、同小学校を避難所とする13の自主防災組織の関係者、専門家や行政職員ら約150人。川崎市直下地震で最大震度7を想定し、災害発生後に避難先となる上丸子小学校の開錠と安全点検、各自主防災組織との連絡や情報集約、無線を用いた安否確認や救護要請など、一つ一つの作業を確認した。総務、救護、食糧物資などの6班に分かれ連携を図りながら迅速に取り組んだ。
主催した同運営会議では「近年、地震や水害、土砂崩れなど多くの災害が発生する中で危機感を感じ、丸子6町会が連携し防災連絡会研究会を立ち上げ約1年かけ計画してきた。当日は想定内の訓練を行うことができて良かった」と振り返った。
訓練を見守った区役所危機管理担当の松山さんは「一般的な防災訓練ではなく、避難所を開設し役割を確認するという実働的な取組みだった。また、高層マンションなどを含む13もの自主防災組織を束ねるという難しい環境の中で、見事に取り組めていた」と評価した。
今後の取組みについて同運営会議は「一連の行動や物資の不足など、今回の訓練でみえた課題を生かしながら、要支援者や帰宅困難者を想定し住民を参加させた訓練に発展させていきたい」と話した。
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