市政報告vol.20 開催!川崎市・企業間で連携した家庭教育支援講座 川崎市議会議員 末永 直
川崎市の中学一年生が一昨年、平成27年2月20日、多摩川河川敷で少年らに殺害され、御遺体で発見される事件が起きました。少年の死を悼み、二度と起こしてはならないとの決意のもと、私は平成27年4月の初当選以来、議会では道徳・家庭教育について取り組んできました。
昨年7月の本紙紙面で掲載させていただきましたが、平成27年3月の学習指導要領の改訂により「特別の教科・道徳」として道徳が、小学校で平成30年、中学校で平成31年に正式な教科になるにあたり、本会議場における私の「一般質問」により、教育長は「改正された学習指導要領の趣旨を踏まえ、各学校が実態に即し、先行して実施できるように支援する」と答弁されました。本市総合教育センターに研究会議を設置し研究するとともに、道徳の授業の充実の為に教員用の「授業案」を作成する等、全国的にも一層進んだ取組をしていくことを明言されました。
私は道徳教育は学校のみならず、家庭の場でも必要だと考えております。初当選以来、一般質問の際には必ず家庭教育支援について質問してきました。「子供の躾、教育は学校で」と述べる保護者が少なからずいると聞きます。子供の健全な育成の為にはやはり保護者の家庭教育への意識の向上は不可欠です。しかしながら、共働き等で忙しい保護者も多く充分にこれを行うことができない現状も理解できます。そこで、私は、行政と会社がタイアップして家庭教育の講座等取組を行うのはどうかと提案してきました。昨年12月20日に議会で質問し、教育次長が「家庭教育に関する出前講座をモデル的に企業の経営者や管理職等の方々を対象に、家庭教育の大切さや、仕事と家庭の調査を確保する職場づくり等について、理解を深めていただく内容で開催」「さらなる家庭教育支援の充実を図ってまいりたい」と答弁。実際に去る12月1日に開催される運びとなりました。
第2回目が2月15日に、企業で働く従業員との子どもを対象に、日常生活に身近なスマートフォンの特性などについて、親子で学び、家庭でのルール作りに繋がる内容で開催される予定です。参加御希望の方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡ください。今後も、川崎市の教育環境をより一層充実したものにできるよう取り組んでまいります。
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4月19日
4月12日