会館に集まった地域住民ら
川崎市立井田病院主催のがん医療講座が８日、井田共和会館で行われた。井田共和会第二町会の住民ら約40人が話を聴きに訪れた。
身近な病気について専門の医師が解説する「市民公開講座」を定期的に行っている井田病院だが、地域の町内会に出向いて講座を実施するのは今回が初めて。同院の出張講座の提案に最初に応じたのが井田共和会第二町会。同町会では保健所や整体院などから講師を招く健康講座を年に数回開催しており、今回もその一環として開催した。
当日は化学療法センター副医長の西智弘氏が講師を務め、がんに関する情報の探し方や最近の治療法などについて詳しく解説。同町会の伊藤初美会長は「皆関心のある話題。井田病院は近いが交通の便が悪いこともあり、こうして来てくれるのはありがたい」と話した。企画した地域医療部の岡部和代さんは「身近な健康問題について質問も多く飛び交った。今後も各地で開催したい」と話していた。
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