神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2017年3月3日 エリアトップへ

中原区新年度予算案 防災の強化に重点 約11億2千万円を計上

社会

公開:2017年3月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市は先月、一般会計が3年連続で過去最大規模となる7088億円の2017年度予算案を発表した。そのうち中原区の予算は11億2190万2千円。対前年比で941万5千円の増(+0・8%)。総合防災マップの作成、交通安全教室の拡充など、安全・安心なまちづくりの推進に重点を置いた。

 今回の予算の特徴は、「安全・安心なまちづくりの推進」に1385万5千円を計上したこと。他が微増微減の中、同事業は対前年比で395万円増となった。具体的に推進するのは【1】総合防災マップの作成、配布と【2】交通安全教室の拡充。【1】は、土砂災害ハザードマップ、洪水ハザードマップ、揺れやすさマップなど、市が自然災害に応じて配布しているマップを、中原区に特化した1つの防災マップに改良し配布する。昨年、市政だよりの中原区版で各マップの紹介をしたところ、予想以上の反響が寄せられ区担当者は「防災意識とニーズの高さを実感した」という。それを受け、より効率的で、利便性の高いマップ作成に予算を計上した。

 【2】は、自転車の交通事故を防止するため、小・中・高校で開催する交通安全教室を年4回から5回に増やす。中原区は、全人身事故のうち自転車事故の占める割合が34・9%と、県平均の21・9%を上回る。さらに約半数が20歳から49歳が関わる事故という。そのため、昨年は授業参観に合わせ、親子向けに交通安全教室を開催。より事故防止に取組むため回数を5回に増やす。

 その他の主な予算は「地域活性化に向けたコミュニティづくりの推進」や「区民と協働したこども支援の推進」など。区の担当者は「これまでの事業に引き続き取組みつつ、防災を強化する予算になった」と話す。

 川崎市の予算案は現在開会中の市議会定例会で議論され、3月17日に採決が行われる予定となっている。

中原区版のトップニュース最新6

住宅地・商業地とも上昇

公示地価中原区

住宅地・商業地とも上昇

住宅価格は県内トップ

4月26日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

来月 歴史公園オープン

4月26日

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook