笛や太鼓などの演奏により、神社の催しや地元の祭りなどを盛り上げる「お囃子」。木月や住吉地区を中心に活動しているのが木月囃子連(金子正夫代表)だ。記録として残っているだけでも、古くは明治初期から行われ、子どもから大人までの地元有志により今に受け継がれている。
しかし最近は、その担い手不足が悩みの種という。時代や環境の変化もあってメンバーは以前よりも減少し、現在中心的に活動しているのは10〜20人ほど。そのため、新たな仲間を作ろうと、今年に入りビラを配布して呼びかけてきた。
それを目にして新たに稽古に加わったのが、ベルギーからの留学生ユリさん(23)と、日本語学校に通うベトナム人のリンさん(23)だ。参加したのはこの日で3回目。「日本文化を体験でき、日本の生活に接することができ、地元の人とも触れ合えて嬉しい」とリンさん。ユリさんも「和太鼓を叩きたい夢が叶えられ良かった」と笑顔を見せる。
代表の金子さんは「地域との交流が希薄な時代の中で、伝統の民族芸能を通じて、昔ながらの人との触れ合いやコミュニケーションが図れるのが魅力。小学生でも楽しめるので、親子での参加も受付けています」と話している。
年間の主な活動は、住吉神社で行われる2月の節分祭、8月の例大祭、正月の元旦祭など。練習は、毎週水曜日午後7時から住吉神社境内で行っている。
問合せは、【電話】080・1021・9755(金子さん)へ。
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