区内の”子育てママ”グループが、着なくなった子供服や使わなくなったおもちゃを引き取り、販売し、その売上げを地域のまちづくりや親子支援の団体に寄付する活動をしている。子どもたちにものを大切にする心を、また子どもたちが育つ故郷をよくしようという思いが活動につながっている。
「小杉ママのチャリティーリユース」と名付けられた団体は2014年、小杉町在住で代表の岩田夕蘭さんが立ち上げた。
当時3児の子育てに追われていた岩田さんは、社会と接点が薄れ、孤立していくような閉塞感を覚えたという。そんな時、新しいものばかりを欲しがる子どもの姿を通して改めて「モノを大事にする心をはぐくみたい」と、再利用(リユース)バザーを思いついた。さらにバザーの売上金を地域に貢献している市民団体に寄付することを決めた。12年に知り合いの”ママ”に声をかけてチャリティーバザーを開いたことが活動の皮切りだ。「団体への支援で、子どもたちが育つ地域に貢献したかった」と岩田さんは振り返る。
小杉ママのチャリティーリユースとなったのは14年。現在では月1回、市民活動センターなどでリユースバザーを開き、誰もが参加できるようブログのオンライン取引も始めた。さらに、この4月には専修大学の学生の協力で公式サイトもオープンした。
「ママたちとのつながりができるのも魅力」と岩田さんは活動の充実を実感しているようだ。
これまでに寄付したのは武蔵小杉周辺でまちづくり活動をしているNPOと病児保育のNPO。総額は41万円を超える。
次のチャリティーバザーは20日(木)、午前10時から正午までかわさき市民活動センターで開く予定だ。
詳細はホームページ「小杉ママのチャリティーリユース」(http://kosugimama.wixsite.com/charity-reuse)。問合せは【メール】kosugimamacharity@yahoo.co.jpへ。
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