市政報告 教育環境の施策に満足していますか!! 川崎市議会議員 松原しげふみ
人口増加が著しい川崎市の公立小学校の平成28年度の児童数は、前年度に比べ521人(0・7%)増の7万2302人となり、平成24年度から5年連続で増え続けています。中原区では、平成24年度に1万1579人であった児童数が平成28年度は1万2341人となり、市内7区の中で最も多い児童数となっています。また一学校あたり(区内には18の小学校がある)683人となります。さらに一学級あたりの児童数は7区平均の27・4人を上回る28人となっています。市立小学校の卒業者の進路状況(平成27年度卒)は全区平均では81・4%が市立中学校へ進学していますが、中原区では公立中学校へ進学する児童は80%以下の75・9%で7区の中で最下位に位置しています。裏返してみれば、私立中学校へ進学する児童が一番多い区となります。人口が本市と同程度の政令市の状況を別表の様にまとめました(5年前にも同様の調査を本紙に寄稿)。比較すると京都市が一校あたり365人の児童数に対し、本市は639人で約1・75倍となっています。中原区をみると一校あたり685人で、本市の平均を46人も上回っています。これが川崎市の公立小学校の現状であります。予定より2年遅れの平成31年度には(仮)小杉小学校(18教室)が開校予定ですが、課題が全て解決する訳ではありません。どれほどの市民(区民)が川崎市の文教施策に満足しているでしょうか。行政は文教の振興のみならず、風光に恵まれた本市にふさわしい都市開発と福祉の増進を図るべきであります。本市の戝政状況は厳しいものがあります。限られた戝源ではありますが、その中に於いても教育施策には重点的に予算配分できるよう政策転換に努めて参ります。
松原しげふみ事務所
中原区新城5-2-3
TEL:044-751-8855
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4月12日