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中原区版 公開:2017年5月12日 エリアトップへ

3月21日付で第52代中原警察署長に就任した 田中 武志さん 下小田中在住 55歳

公開:2017年5月12日

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初志貫徹、区民のために

 ○…住みたい街ランキングで上位にランクインする武蔵小杉。「都心へのアクセスやファッション性が理由に挙げられているが、『治安が良くて、安全安心が実感できる街だから住みたい』と言ってもらえるように活動したい」と話す。そのために、重視するのは地域との連携。「地域の安全のよりどころである警察と地域の力を結集して、笑顔あふれる中原区のために尽くしたい」と力を込める。

 ○…高校卒業後に神奈川県警に入庁。初めて配属されたのが中原警察署だった。2年ほど木月交番に勤務した時期もあり、「元住吉駅にはよく行ったよ」と懐かしむ。「当時と比べて街が変わった。警察署も建て替わってキレイになったし」と笑う。その後は、警備畑を歩み、長野五輪やアフリカ開発会議などのイベントで海外からの来賓、皇室関係の警備にも就いた。「要職の方々を守るというのは絶対に失敗が許されないし、外交問題に発展しかねない。重責だったけど誇りになった」と振り返る。

 ○…長崎県の出身。少年時代は田んぼや山、海、川など大自然に囲まれて育った。昔から体を動かすのが好きで、今でもランニングやウェイトトレーニングなどの運動でリフレッシュする。夫人と息子2人の4人家族。公舎に単身赴任中だが、この日は夫人が横浜の自宅から朝ごはんを作りに来てくれたそうで「妻には頭があがりません」と感謝する。

 ○…30年ぶりに中原署に戻って来て、「『住民のためにという基本に立ち返れ。初心を忘れるな』と天に言われた気がする」と話す。さらに、自身初の警察署長として「一国の主。責任の重さを感じる」と気を引き締める。署長として早速、地域のイベントにも顔を出す毎日。「4月はキャンペーンで、こども達と接する機会が多かった。笑顔がかわいいんだよね。未来を担うこの子たちが非行や事故に絶対に遭わないように、心してやっていきたい」

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