モトスミ・オズ通り商店街振興組合の理事がこのほど選任され、肉のナカノの中野勝久さん(67)が理事長に就任した。中原区商店街連合会の会長でもある柳沢正高前理事長の跡を継ぎ、商店街を引っ張っていく。
中野さんが営むのは父の代から約60年続く精肉店。自身は22歳で同店を継ぎ、45年間店に立ち続けている。商店街の役員として活動に入り込んだのは2000年頃。昨年までは副理事長として商店街活動に尽力してきた。中野さんは「これまで駅が改装されたり、道路がキレイになったりと商店街全体に関わる転機が何度かあった。ソフト面では防災や子育て支援などにも取り組み、特にこの10年くらいの活動で一体感がでてきたと思う」と話す。
チェーンの飲食店などが増えている現状については「金物屋や下駄屋などがなくなり不便を感じることもあるが、商店街としてテーマを持ってやっていくことが一番。多くの店舗が商店街活動に参加しやすい体制をつくりたい」と前向きだ。今年度取り組むテーマは「他の地域からお客さんを呼ぶ」こと。「地元の人はもちろん、外からも魅力ある商店街にしていきたい」。昨年再発足した青年部については「今回理事にも若い人たちが増えた。2年目、もうひとつ力を出してもらえたら」と期待を込める。
理事長就任にあたり、二人三脚で店を営んできた夫人にも日頃の感謝が滲む。常連の子どもの名前を覚えるのが得意という夫人ついて「妻がいてこそ今がある。妻が”うちの理事長”だね」と目じりを下げた。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|