災害時の自助、共助の強化を目的とした中原区総合防災訓練が9月3日、大戸小学校で開催された。
当日は大戸地区の住民を中心に約600人の区民が参加。大地震の発生直後、数時間後、翌日、数日後の対応を訓練するため、約40項目のブースが設置された。参加者は身近なものでできる救急対応、倒壊物からの救出、119番通報、AED操作、炊き出し、火おこし、エコクッキング、応急給水拠点組み立てなどを実際に体験。兄弟で水消火器の消火訓練を体験した吉村蓮くん(10)と凰くん(7)は、「火が消えるまでに30〜40秒かかって、思っていたよりも長く感じた。でも、消火器を操作するのは意外と簡単だった」と感想を話した。
避難所の開設訓練も
当日は避難所開設訓練が行われ、大戸小避難所運営会議(内藤廣一委員長)のメンバーが参加した。訓練は、午前5時に川崎市を震源とするマグニチュード7・3、震度6強の地震が起きたことを想定。各所で建物が倒壊、火災が発生した状況下で、開設手順などを確認した。大戸小は上小田中町会、下小田中1、4丁目町会の避難所になっており、内藤委員長を中心に開設の順序などを確認した。内藤委員長は「区と一緒に訓練ができて良かった。非常時には大戸小が避難所になるので、責任を感じながら訓練した。今回の訓練を役立てるために、すぐに地域の防災マニュアルを見直して災害に備えたい」と話した。
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