市政報告N0.32 「高齢者が外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」に向けて!! 川崎市議会議員 松井たかし
川崎市では、9月16日(土)から「高齢者が外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」の実現に向け、新しい交通サービスの創出を目指す全国初のモデル事業をスタートさせます。
これは川崎市が取組を進めている、「産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造する」ウェルフェアイノベーションでの企業間共創型プロジェクトとして実施されるものです。
本モデル事業を通じて、中長距離移動にユニバーサルデザインタクシーを、近距離移動にパーソナルモビリティ(次世代型電動車椅子)を使用することで、歩行に不安があるなどにより外出を控えている方や、そういった方のお友達、御家族の方との外出をサポートすることで、周りの方との交流促進、活動意欲の向上、さらには「外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」の実現を期待するものです。
高齢者のメンタルケア、ヘルスケアには外出はとても効果的と言われています。外出をすることによって、足腰の筋力の低下を防いだり、認知能力の低下を防ぐことにもつながります。逆に外出をすることがない被介護者は更なる不調を引き起こし、介護レベルを上げなければならない可能性もあがってしまいます。引きこもりや閉じこもりによって引き起こされる病気や症状は深刻です。しかし、定期的に外出することによって現状を維持することができたり、改善することもできたりします。体を動かすことや外部からの刺激をうけることは認知症の予防などにもつながります。
川崎市においては、本モデル事業の結果・成果をしっかり分析し、高齢者の方が「外出をもっとスムーズに楽しむ暮らし」の実現に向け、このような外出支援サービスを積極的に取り入れ、高齢者の方がいきいきと元気で長生きできる社会の実現に向け取組んでいくことが必要と考えます。
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