法政二中・高校(北詰昌敬校長)では9月29日、教員を対象とした「スマホ・ケータイ安全教室」を行った。学生ら若者に起きやすいスマホでのトラブルを知り、その対処法を学ぶことなどが目的。同校が電気通信大手のKDDIに依頼し、初の試みとなった。
内閣府の調査では、スマホの利用率は中学生が51・7%、高校生では94・8%に上る。講師に訪れたKDDI(株)南関東総支社管理部の横井秀幸さんは、「スマホは便利な一方でトラブルも多い」とし、保護者がリスクを把握することが必要だと指摘した。代表的なトラブルとして「依存」「炎上」「人間関係」「犯罪・出会い」を挙げ、ゲームに熱中しすぎることによる高額請求や学力低下、写真や個人情報の流出、文字での会話が招く誤解、出会い系サイトによる性犯罪など、実例を基に動画で紹介。その上で、横井さんは「保護者とルールを決めること、利用を制限するフィルタリングも効果的」とした。
「もし不適切な画像が流出・拡散したらどう対処すべきか」との教員からの問いに、横井さんは「すぐ消去させる手続きを取るのは勿論、犯罪行為であることを教え未然に防ぐことが肝心」と回答。KDDI担当の原達也さんは「今後も学校から依頼があれば実施していきたい」と話した。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|