第71回全日本学生音楽コンクールの東京大会本選が10月15日、サントリーホールブルーローズ(東京都港区)で開催され、中原小4年の若生(わこう)麻理奈さんがバイオリン部門小学校の部で奨励賞を受賞した。
同コンクールは1947年から続く歴史ある大会。当日は、予選を通過した22人の小学生が課題曲であるブルッフのバイオリン協奏曲第3楽章を演奏。若生さんは「すごい緊張した」と振り返るも、「いざステージに立つと楽しんで表現できた。たくさんの人に聞いてもらえて嬉しかった」と話す。1〜3位に次ぐ奨励賞については「嬉しいのと悔しいのが半々」と感想を話した。
今回の奨励賞を受けて、若生さんは12月3日(日)に横浜みなとみらいホールで行われる全国大会への出場権を獲得。全国へ向けて「今回の大会よりもお客さんがいっぱい入るから楽しみ。自分の音をみんなに届けたい」と意気込みを見せる。
支える2人の力
若生さんはバイオリニストである母・純子さんの影響で3歳からバイオリンを始めた。練習は毎日欠かさず、5時間を超えて特訓する時もあるそう。上達には、母・純子さんも指導を受けた、洗足学園音楽大学の教授である講師の水野佐知香さんの存在も大きいという。「先生は明るくて大好き。毎週のレッスンが楽しみ」と若生さんが話すと、純子さんも「先生だったから、娘がバイオリンをずっと続けていると思う」と話すほど。2人の支えを糧に全国では最高の音を奏でる。
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