大戸第3地区の民生委員・児童委員協議会会長を務める森田恵子さん(下小田中)が昨年末の全国社会福祉大会で功労者として厚生労働大臣表彰を受賞した。森田さんは「長くやっているだけ」と謙遜してみせる。
それまで、PTAの活動などで地域に関わっていた森田さんは、1995年に主任児童委員を2期6年務め、その後に民生委員を引き受けた。24年の民生委員歴のなかで最も心に残っているのは、今から約20年前の「子育てサロンの立ち上げ」と懐かしむ。「当時の会長に『子育てサロンを作ってよ』と頼まれて手探りの中で始めた。ひきこもり気味の親子に地域に出てきてもらうために、推進委員を作って、どんなことをしたらいいのかと本当に考えた。大変だったけど、多い時には100組以上の親子が来てくれるまでになってよかった」と振り返る。
今後については、「成り手不足で人材探しが大変だけど、民生委員になって地域の人たちと仲良くなれた。これからも和を大事にして務めていきたい」と話す。
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