市政報告vol.34 近隣住民に配慮した(仮称)井田中ノ町市民農園の取組を 川崎市議会議員 末永 直
平成30年度がスタートした。私は本年度、こども未来局や教育委員会、市民文化局関連の案件を審議する文教委員会や大都市税財政制度調査特別委員会委員に所属する。
さて、先般の3月議会における予算審査特別委員会では、地域の代表として地元案件でもある(仮称)井田中ノ町市民農園の開設が、【1】どのような構想で開設され【2】地域住民等からの要望や意見をどう受けとめているのか【3】今後の施設整備についてどう考えているのか経済労働局長に伺った。
経済労働局長は「【1】市民農園は、農体験を通じて都市農業の理解を促進するもので市民の関心も高く、最近では民間事業者も参画している。市民農園の形態としては利用者への区画貸しが一般的だが、井田中ノ町の市民農園予定地においては多様な主体と連携した試行的な取組を検討している。内容は、福祉団体・幼稚園等の中から十分な農作業実績のある団体を管理者とし、地域からの参加者などが農作業を通じて交流できるような市民農園を検討。今後、試行的な取組を検討していく中で関係者の皆様の意見を踏まえ、より良い市民農園にしてまいりたい。
【2】次に、地域からの要望・意見については、子ども向けに芋掘りなどの農業体験の御要望をいただいているので、今後の取組に反映してまいりたい。また、路上駐車や騒音等を懸念される方もおられることから、開設・運営にあたっては十分に配慮してまいりたい。
【3】次に、施設整備については、予定地は生産緑地のため土地利用には一定の制約がある中で、運営上最低限必要と考えられる農機具倉庫や水道等を整備したところ。今後については、試行期間中の取組を踏まえ検討してまいりたい。都市部においては、農とふれあえる場は大変貴重であると考えているので、地域の方々に愛される市民農園となるよう努めてまいりたい」と答弁された。
私は答弁を受けて、駐車場がないことから路上駐車が増える懸念や、農地にトイレがないため近隣の店舗等を無断使用する等、近隣住民等に迷惑がかかる可能性を危惧した。そこで、簡易な農地用トイレ等設置や利用者への周知を図る看板設置等、対策を要望。議会の場でしっかりと市長はじめ局長にお伝えした。今後の取組を見守りつつ、地域要望等を少しでも反映できるよう鋭意努力して参りたい。
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4月19日
4月12日