法政二高(北詰昌敬校長)で4月14日、新1年生を対象とした「スマホ・ケータイ安全教室」が行われた。講師に訪れたのはKDDI(株)南関東総支社の横井秀幸氏。若者が陥りやすいスマホのトラブルや対処法など、実例を基にしたアニメ動画を交え伝えられた。
特に多いケースが「ネットいじめ」。ネット上での会話は勘違いからいじめに発展しやすいという。横井氏は「ネット上だと感情が伝わらない。会って直接話すことが大切」とアドバイスした。
また、ネット上で交流した相手と直接会う危険性についても言及。昨年、座間市で発生した事件をはじめ中高生が被害に遭うケースが増えているという。横井氏は「ネットで知り合った人と絶対に会ってはいけない。帰ってこられる保障はない」と強調した。
講演を終え、押木珠里愛さん(15)は「知らない電話番号が勝手に追加されたことがあり怖かった」と話し、川村航大さん(15)は「漫画アプリを発端に架空請求メールが数百件届いた」と振り返った。学年主任の三橋拓教諭は「生徒間でスマホを巡るトラブルもあった。校内は使用禁止だが、社会情勢を踏まえ生徒に学んでほしい」と話した。
KDDIでは、昨年度に市内40の小中高校でスマホ教室を開催。担当の原達也さんは「今後も学校から依頼があれば実施していきたい」と話した。
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