川崎市内に拠点を置く女子プロレス団体「ディアナ」に、練習生として汗を流す2人の小中学生があす5日、後楽園ホールで同団体が開催する7周年記念大会のリングに初登場する。エキシビジョンマッチを公開する予定で、2人は当日を心待ちにしている。
稽古に励むのは、中学校1年生の望月星七さん(鶴見区在住)と小学校6年生の甲斐田菜々美さん(緑区在住)。同団体のSareee(サリー)選手の指導のもと、スクワット、ロープワーク、受け身、ボディプレスといった練習を繰り返す。
「エキシビジョンマッチが楽しみ」。そう語るのは甲斐田さん。昨年、川崎競馬場で同団体の代表を務める井上京子さんの試合を観戦し、格好良さに惹かれ、体験教室に参加。そのまま練習生となった。トレーニングを積み重ねるうちに、力がついていることを実感するという。望月さんは母親の影響で女子プロレスファンになり、次第に自分でもやってみたいとの気持ちが芽生え、昨年暮れから同団体の門をたたいた。憧れのSareee選手からの直接指導に感激に浸る一方、「簡単そうに見える技を実際にやってみるとすごく難しい」と奥深さを感じる。
女子プロレスでは10年ほど前から小中学生レスラーをマットに上げる団体が出てきている。ディアナでは初だが、本格的なデビューは中学校を卒業し、プロ試験に受かってから。そのため今回はエキシビジョンマッチでの公開だが2人とも練習生としては日が浅いだけに、実施は直前に判断するという。それでも「プロレス人生のスタートとなるだけに、しっかり仕上げたい」と意気込む。
大会は後楽園ホールで正午開始。エキシビジョンマッチのほか、Sareee選手は井上京子選手とのタイトルマッチに臨む。当日券あり。
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