福田紀彦市長は今月5日、市内8か所の児童養護施設や乳児院を訪問し、様々な事情により親元で生活できない子どもたちと交流を深めた。
福田市長は玩具やスポーツ用品など携えて施設を訪問。子どもたちは歌や踊りを披露し、今年小学校に入学した児童が「たくさんお友達を作りたい」「算数を一生懸命やる」と決意を表明した。
乳児院の職員からは「退院後も、支援を必要とする親が増えている。家庭の養育能力が低下している」との課題があがった。福田市長は母親の産後うつや精神的な問題を理由に子どもが乳児院に入所する現状に認識を深めた様子だった。
厚生労働省によると、2016年度の児童虐待の相談対応件数は過去最多の12万2578件で、1990年度比で100倍の伸びを示し、川崎市も同様の伸びを示しているという。児童虐待に対する世の中の認識が大きく変わる中、児童養護施設や乳児院といった社会的養護を必要とする子どもの数も、伸びているという。
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