市民参加型のミュージカルとして、2012年度から毎年公演が行われてきた「なかはらミュージカル」が、今後は市民主導の事業として新たな一歩を踏み出す。これまで行政が支えてきた資金面や練習場の確保など課題を解決し、来年3月の第7回公演をめざす。
なかはらミュージカルは、中原区の魅力発信や区民の交流を目的に、地域課題解決事業として2012年度にスタート。今年3月の第6回公演でその事業の役割を終えた。
今後、市民主導で進めていく上で課題にあげられるのが資金面と練習場の確保だ。資金面では、舞台に必要な照明や音響など機材のレンタル料、舞台スタッフの人件費などがかかる。その運営費を賄うために、実行委員会と一般社団法人を設立。企業や団体などに支援や協賛を呼びかけるとともに、キャストの参加費、公演のチケット代などで運営費を捻出していきたい考えだ。
学校施設を活用
また、これまで練習場としていた中原市民館が優先利用できなくなるため、学校の施設開放を活用していく予定だ。上丸子小、下沼部小など通常の練習場はめどが立った一方、リハーサルなどに必要な約80人のキャストが一堂に会する場所は現状未定という。
それでも同委員会は、第7回公演を来年3月9日(土)、10日(日)に決めた。
同実行委員会では「運営体制は変わるが、これまで培ってきたものをさらに進化させたい。市民ミュージカルらしく、気軽に参加していただきつつ、高いクオリティを維持し達成感を味わえるものにしたい」と意気込む。
出演対象は小学1年から大人まで80人。出演希望者は事前説明会(6月17日(日)10時〜、14時〜、18時〜)、上丸子小学校・特別活動室(上丸子八幡町815)へ。(問)【電話】080・3469・4330。
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