未来の地域コミュニティについて話し合う「希望のシナリオ〜これからの地域づくりを考える〜」と題した全市シンポジウムが12月9日、エポックなかはらで行われた。主催した川崎市の福田市長は、スピーチで今後の地域コミュニティの重要性を力説。「これまでの紋切り型のルールに当てはめるのではなく、多様な意見を出しあって、皆さんと一緒にトライ&エラーでやっていきたい」と呼び掛けた。
参加したのは、市内7区でまち活動などに取り組む91人。11月に素案をまとめた施策「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」についての説明を受け、感想や疑問などを出し合い、区ごとに集まり地域づくりについて意見を交わした。
川崎市は時代とともに変化する地域事情を踏まえ、今年8月から各区で10年後のまちづくりについて話し合う市民検討会議ワークショップを開催。その結果を受け、素案をまとめた。シンポジウムでは基本理念とともに、区民会議やまちづくり推進協議会などの既存施策について、今後の扱いにも言及した。
参加した川崎区でボランティア活動に取り組む大学生の清澤星馬さん(22)は「計画実現に時間がかかる気がする。後の世代につなげる意識が大切。若い世代の参加が必要」と話していた。また、麻生区で町会長を務める高橋慶子さんは「町会はいろんな形で行政の役割を担っている。今回の説明を聞いて歩み寄ってくれたように感じた」と話していた。
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