県政報告 住民が大事にされる社会を 日本共産党神奈川県議会 君嶋ちか子
新しい年に何を願うかと問われれば、やはり「安心して暮らせる社会を」という思いです。
原稿を書く傍ら、辺野古の美しい海に土砂が投入される無残なニュースが流れます。「沖縄の負担軽減」といいながら、沖縄を壊していく安倍政権。沖縄県民が基地建設反対の意思を選挙で何度示しても、その民意は踏みにじられています。これは沖縄だけの問題ではありません。政治は誰のためにあるか問われています。安心して暮らせる社会には、住民意思の反映が不可欠です。
学校にも存在する不安定雇用
私は文教委員として、教育の問題に多く関わっています。質問でも、教員の非正規問題を取り上げました。県立高校と政令市を除く小中学校教員は、正規1万9939名に対し、臨時的任用1869名。全て正規とすることも定数上可能なのに、あえて1割近くを非正規に。生徒数変動のための調整、先々の少子化への配慮などを理由としています。臨時的任用であっても正規教員と同様に、担任・授業・校務・部活・生徒指導などに追われ、多忙な毎日を過ごしています。それでいながら臨時的任用は、処遇の不備と共に、先が見通せない不安定な生活を強いられます。教育内容の点でも、継続的な指導が困難となります。
正規化とともに定数増を
多忙と課題を抱える学校で、生徒と先生がしっかり向き合える環境をつくるため、定数内は正規化が必要です。また、私は正規化と共に定数増を求めています。教師の長時間労働は県の実態調査でも明らかです。県は「定数増は国に求めていく」と答えましたが、同時に県独自予算を用いることが、国の動きを促進させることに繋がります。教育に、国も県ももっと予算を保障すべきです。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日