福田紀彦川崎市長が区民の意見を直接聞き、市政に反映させようと取り組む「区民車座集会」が12月21日、上小田中保育園で行われた。2014年から市内7区で開催され、中原区では6回目となる今回のテーマは「地域と保育所」。区内の保育園の園長や町内会長ら16人が参加し、子育てを地域全体でどう支えるかなどについて意見を交わした。
現在、区内には143の認可・認定の保育園があり、うち4割近くが開設5年以内で、多くの施設は園庭がないという。そのため近隣の公園を利用するケースが多いというが、ひまわりほいくえん園長の清水彩加さんは「高齢者や地域の方と交流したい思いはあるが、知らない人だと園児を守ることを優先し躊躇してしまう」と不安を吐露。上小田中町会長の保坂政一さんは「積極的に活動する老人クラブもあり、公園のベンチに座りお手玉遊びなどで交流するのもいい」などのアイデアも出た。また、保育所ちびっこランド新城園代表の野辺武夫さんは「トイレのない公園が多く子連れで利用するには不便」との指摘もあった。
保育所同士や地域との連携に向けた話し合いもされた中、福田市長は「ここで顔を合わせたことが大きな一歩。高齢者と園児の交流はお互い楽しいのでは。ぜひ今後につなげて」と期待を込めた。
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