神明大神(中丸子)で1月12日、おびしゃ祭が行われた。同神社に古くから伝わる「おびしゃ」は、2本のしめ縄(男縄・女縄)を飾り付け、悪疫退散、五穀豊穣を祈願する伝統の行事として、例年1月上旬に行われている。
当日は気温の低い中、70人ほどの地域住民が集まり、藁で2本のしめ縄を作っていった。途中、雪が降ってくる中、協力してしめ縄を作り=写真、できあがった縄の長さは約4m。神事が執り行われ、住民たちがしめ縄を担いで境内を3周した後、それぞれ本殿と神木に飾られた。
この伝統行事は、川崎市教育委員会が地域に根差した文化財を顕彰・記録する「第1回川崎市地域文化財顕彰制度」において今年度、無形民俗文化財に指定されており、その報告も行われた。
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