市政報告NO.55 「ずっと住み続けていたいと思う街」の実現に向けて【2】 川崎市議会議員 松井たかし
本紙2月15日号に掲載した「市政報告No.53」に引き続き、重点施策(表を参照)として掲げた、【2】について思いを述べさせていただきます。
はじめに、子育て施策についてです。中原区では人口が増え続けているものの、2040年をピークに減少すると推計されています。一方、日本全体では、既に人口が減少しており、如何に人口を増やしていくかが大きな課題です。人口を増やすためにも、早急に安心して子どもを産み育てる環境の整備を進めていかなければなりません。そのため、保育施設や小児医療費助成事業(所得制限の撤廃・助成対象の拡大)などの子育て施策の拡充とあわせ、地域で子育てを支えるコミュニティの形成を進める必要があります。
次に、高齢者については、確実に増えていきます。中原区では、2035年頃には超高齢社会(高齢化率が21%以上)が到来することが想定されています。超高齢社会に対応するために、日常生活を不便なく営み、孤独にならないよう趣味やボランティア活動等の社会的居場所があり、健康的に歩いて暮らせ、また、介護が必要になっても住み続けられることに加え、ケアに携わる側から見た課題に対応できるコミュニティづくりを地域包括ケアシステム構築に向けた取組と一体的に推進する必要があります。
以上のことから、子育て施策も高齢者施策についても、地域で支えるコミュニティの形成が重要となってきます。私は、「明るく、安全で、安心して暮らせ、ずっと住み続けていきたいと思う街」の実現のために、人と人とのつながりを大切にした地域コミュニティの形成に取組むとともに、安心して子育てできる環境整備、また高齢者が生き生きと暮していくことができる環境整備に取組んで参ります。
※【3】については、次号で報告します。
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4月19日
4月12日