新城と中丸子の「いこいの家」で週2回行われている「わくわく学習会」に通う子どもたちが3月14日、エポックなかはらで進級・卒業を祝う会を開催した。参加したおよそ15人の子どもたちは、学習サポーターらに囲まれてビンゴ大会や楽曲披露など、和やかな時間を過ごした。
同学習会は、市が委託する「学習支援・居場所づくり事業」。生活保護を受けている家庭の中学生を対象に、学校の授業や受験勉強のサポートを行っている。家庭的な雰囲気の中で継続的に学習に取り組むことで、子どもたちの将来的な自立を促し、貧困の連鎖を断ち切ることが狙い。子どもたちは地域のシニアや主婦、大学生などの学習サポーターから無料で指導を受けることができる。
今年度、わくわく学習室に参加した中学3年生は全員が希望する進路に合格。祝いの言葉を贈られると、高校での目標を語る生徒もいた。
中原区内で委託を受けているのは、家庭の事情などで支援が必要な子どもたちを対象にキャリア教育を行う認定NPO法人「キーパーソン21」。代表の朝山あつこさんは子どもたちに「人との出会いは奇跡。周りの人たちに感謝を忘れずに。ここにいる大人たちは、君たちが困ったときに見捨てない。いつでも連絡して」と祝辞を送った。
同NPOでは学習サポーターを募集中。詳細はキーパーソン21【電話】044・431・0420。
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