川崎商工会議所の山田長満会頭は今月5日、タウンニュース社のインタビューに応じた。今年度の目玉事業である青年部設置について、7月末までに完了させていきたい考えを示した。
山田会頭は青年部設置の意義について、「他都市の商工会議所との交流とビジネスのチャンスの拡大、地域経済の発展にある」と強調した。
また、「横浜、東京の中心、人口1800万人の中心にあるのが、川崎だ。羽田空港にも隣接し、国際郵便局や川崎港もある。青年経営者が世界的視野で活躍できる場が川崎だ」と、立地の優位性も設置の理由の一つに挙げた。その上で「マイクロソフトを設立したビル・ゲイツやフェイスブックを創設したマーク・ザッカーバーグ、アップル社を創業したスティーブ・ジョブスのように、イノベーションは小さなアイデアから生まれている。世界的な大企業が川崎商工会議所の青年部から誕生することを期待したい」とも語った。そして、若手経営者の活躍次第で「現在の川崎市経済のGDP約6兆円を、7兆円に拡大することができる」と述べた。
今後のスケジュールについては、5月中に準備委員会を立ち上げ、青年部の設置を進めていきたい考えを示した。
対象年齢は20歳から55歳以下を想定し、初年度は200人程度の参加を期待する。同商議所には現在、55歳以下の若手経営者らで構成させる「少壮経済人懇談会」があるが、山田会頭は「同懇談会が組織の核となり、活躍していただきたい」と語った。
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今年度の川崎商工会議所が計画する事業は青年部設置のほか、女性会の創立50周年記念事業、商議所創立80周年(2020年)記念事業準備、事業承継、キャッシュレス決済導入・推進の支援、消費税軽減税率・転嫁対策相談窓口の設置、働き方改革への支援などに取り組む。
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