中原区版 掲載号:2019年8月30日号 エリアトップへ

川崎市ブロック塀撤去 助成金低調、利用2割弱 制度の周知進まず

社会

掲載号:2019年8月30日号

  • LINE
  • hatena

 倒壊の恐れがあるなど危険なブロック塀の撤去を促進するために、川崎市が設けた助成金制度の利用が低調だ。来年3月まで600件の利用を見込むが、8月27日時点で2割弱の111件。市は周知不足を認めながらも、市民の「危険」を取り除くために利用を進めたい考えだ。

 川崎市は昨年11月、「ブロック塀等撤去促進助成金」制度を設けた。大阪北部地震でブロック塀が倒壊し女児が亡くなった事故を受けた安全対策。民家のブロック塀などは私有財産のため、撤去費用は個人負担だが、市がその一部を負担する。

 道路や公園に面し、安全性の確認ができない高さ1・2mを超えるブロック塀などが対象で、撤去費用の半額を上限30万円まで市が助成する。

 昨年度(11月から3月)は利用申請数を200件、1件10万円と想定し、2000万の予算計上をしたが、利用は72件、770万円にとどまった。今年度は400件を見込み、4000万円を予算計上するが、8月27日時点での利用は39件、420万円だ。

 利用件数が伸びない理由として市は周知不足が一因と認めている。今年度の助成金について相談は10件に満たなかったが、8月初旬に市内全町内会に助成金制度の案内を回覧したところ19件寄せられたという。

 一方で、川崎区のある町会長は回覧だけでは効果は限定的だと指摘する。「ブロック塀のある家は高齢者宅が多い。皆さん危険だという認識はもっている。個別訪問などで制度の説明を受ければ利用する人も出てくるのでは」と話す。

 同制度は2020年度までの時限措置だが、今の利用状況では来年度の予算編成への影響は避けられない。

 市担当者は「地震時の歩行者の安全のためにもぜひ状態確認をしてほしい。危険なブロック塀は助成金を使って撤去をしてもらいたい」と呼びかける。

 隣接する横浜市でも同様のブロック塀等の撤去についての補助制度がある。補助金額の条件などは違うが、昨年度は263件、今年度は104件の申請があったという。

中原区版のトップニュース最新6

被災の歴史、後世へ

市民ミュージアム

被災の歴史、後世へ 文化

市、新施設の「考え方」示す

12月3日号

市、「対象は制定後」

犯罪被害者支援条例

市、「対象は制定後」 社会

登戸事件 既存策で対応へ

12月3日号

「室内プール」で復活へ

等々力緑地再編整備

「室内プール」で復活へ 教育

ストリート系専用広場も

11月26日号

新会議、年度内に試行

川崎市

新会議、年度内に試行 社会

「形式自由」も運用がカギ

11月26日号

初の関東で実力示す

サッカーAC等々力

初の関東で実力示す スポーツ

「史上最強」でリーグ昇格も

11月19日号

CO2濃度、影響を検証

平間小

CO2濃度、影響を検証 社会

3者連携で実証実験

11月19日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月22日0:00更新

  • 10月8日0:00更新

  • 9月3日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年12月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook