蒲山(かばやま) 彰さん 下小田中在住 59歳
柔和な笑顔に溢れる正義
○…県警本部暴力団対策課を経て、中原署のリーダーに就任。「中原区はマンションも多く、活気のある街という印象。区民の皆様が安心して住める街にしていきたい」と意気込む。着任初日、署員には、治安のプロとして働くことや仲間意識を強くして明るい署にすること、立場に応じた仕事を進めるという自身のモットーを伝えた。
○…愛知県出身で、高校卒業後に上京。専修大学に通っていた学生時代、友人と頻繁に訪れた横浜や湘南などの雰囲気が気に入り、警察官の職務に憧れもあり神奈川県警の門をたたいた。交番勤務をしていた若手の頃、不審者通報があった際に現場に駆け付け職務質問すると、不審者が強制わいせつの指名手配犯と分かり逮捕。表彰もされ、「とても嬉しかった。警察官としてやっていく自信がついた」。刑事部の先輩に誘われ刑事畑の道に。強盗や暴力団同士の抗争の捜査に現場を飛び回った。「若い頃は怖いと思ったこともあったが、人のためになると信じて続けてきました」
○…結婚し2人の子どもを育てた。「妻には『子育て手伝って』とよく言われていたけど、ほとんど任せっぱなし。妻には感謝ばかりです」。6年ほど前には、結婚直後から夫人に言われていたハワイ旅行に家族4人で出かけ1週間過ごした。「30年経って旅行が実現した。少しは恩返しできたかな」と笑顔を見せる。
○…中原区長と消防署長との三者で結成した区内の安全を目指す『МEZASHI』について「注目を浴びている良いシステム。しっかりと引き継ぎますよ」と意欲。すでに区内を歩いて平坦な土地であることを実感し、自転車事故が多いことも把握している。「振り込め詐欺も相変わらず減っていない。署員一丸となって撲滅に取り組みたい」
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4月19日
4月12日