令和元年春の叙勲で「旭日小綬章」を受章した元川崎市議会議員の原修一氏(70)の祝賀会が11月15日、川崎市コンベンションホールで行われ、約600人(主催者発表)が来場した。市議時代に同僚議員だった田中和徳復興大臣、福田紀彦川崎市長、秋の叙勲で旭日重光章を受章した阿部孝夫前川崎市長らも祝福に駆けつけた。
旭日小綬章は国や社会に対して特に顕著な功績を残した者に贈られる勲4等に位置付けられる勲章。原氏は1983年に市議会議員(中原区選出)に初当選し、7期27年務めた。88年には川崎市助役への1億円利益供与疑惑に端を発したリクルート事件で、百条委員会委員として事件の調査に参加。近年では武蔵小杉駅周辺の再開発事業の推進にも手腕をふるった。議員引退後は、JAセレサ川崎の職員として都市農業の振興などに取り組み、現在は同組合長を務めている。
祝賀会の壇上で原氏は、「責任ある仕事に取り組んでこられたのも皆さまの支援があってこそ」と挨拶。また、小杉をはじめとする台風被害や近年の異常気象などに触れながら、「復興の早さこそ日本の力だと思う。知恵を出し合い地域活性化に取り組んでいくことも大切だ」と、JAが掲げる協同組合精神に絡めて訴えた。
秋の叙勲、区内で9人
令和元年秋の叙勲が11月3日、内閣府から発令された。区内の受章者は以下の通り(敬称略)。
▽瑞宝中綬章/新藤範義(元国土交通省大臣官房審議官)、林正徳(元農林水産省大臣官房統計情報部長)、吉田徳久(元環境省環境管理局水環境部長)▽瑞宝小綬章/上野松治(元川崎市宮前区長)、杉本成子(元神戸税関業務部長)、吉田輝昭(元舞鶴海上保安部巡視船みうら船長)▽瑞宝双光章/橋本一成(現内装ハシモト代表取締役、現神奈川県室内装飾事業協同組合副理事長)▽瑞宝単光章/大塚義春(元川崎市中原消防団分団長)、折居正二(元警察庁技官)
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