サッカーJ1・川崎フロンターレは今月11日、昭和音楽大学(麻生区)で新体制発表会見を開いた。今季は複数のタイトル獲得を目標に掲げた一方、新しい地域密着の取り組みに意欲を示した。
会見には、藁科義弘社長や鬼木達監督をはじめ、桐光学園出身のイサカ・ゼイン選手、フロンターレユース出身の三苫薫選手ら新しく加入した選手が出席した。
藁科社長はこの日集まった1246人のサポーターを前に「昨年末、優勝パレードができなかった。こんなに寂しいことはなかった。何としてもリーグ戦を奪還したい。そしてルヴァン杯も天皇杯もとりたい」と力を込めた。
キャッチフレーズは「GET NEXT 青き意志とともに」。今季は「フロンターレの将来の基礎を作る」年と位置付け、多摩区の生田浄水場の跡地にスポーツ拠点「フロンタウン生田」を2022年秋の完成を目指して整備に取り組む。藁科社長は、若い有望な選手が次々と海外に流出する現状を踏まえ、「今後もフロンターレが常に優勝争いするクラブにするためには未来のフロンターレ戦士を育てる拠点をつくらねばならない」と語った。防災拠点としても活用し「多摩区のランドマークにしたい」と意欲をみせた。一方、武蔵小杉駅前にオフィシャルグッズショップ「アズーロネロ」を今春移転オープンすることも明かした。カフェを併設し、バスケ男子B1・川崎ブレイブサンダースのグッズも取り扱うなど、新しい地域密着のあり方をつくっていくことを強調した。
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