市政報告vol.56 台風災害をバネに、強く。 川崎市議会議員 末永 直
2月17日から3月23日にかけて令和2年川崎市議会第一回定例会が開催されます。予算案・議案等について市長記者会見により報道発表されました。一般会計当初予算の規模は7925億円。うち市税収入3634億円。市債654億円。減債基金新規借入金120億円です。
昨年の台風被害を踏まえた令和元年度の取組約93・5億円に加え、令和
2年度の取組約81・9億円が計上されています。主な内訳概要は割愛しますが、とりわけ「地域のつながりの強化」として、約0・3億円計上されたことは大変意味あることだと感じています。消防団員の報酬引き上げ・貸与装備品の充実等に約0・2億円。町内会・自治会の加入促進の充実に約0・1億円です。地域のつながりは即災害対策に通ずるということでしょう。
消防団員の年額報酬が22000円から36500円へ14500円の引き上げや救助ボートやバルーン型投光器、チェーンソー用保護具、ドライブレコーダーを順次配備するとのことで、これらは折々に市に要望してきたので予算案に反映され嬉しく思います。
関連して、消防予算では、老朽化した中原消防団中原分団小杉班器具置場を設計し、令和3年度に工事し、防災拠点の整備による地域防災力の強化を図るとのことです。
また、消防団の災害対応能力向上及び消防団員の確保を図るために、大規模災害時等の対応や火災予防等の消防広報に限定した機能別団員制度を導入するとのことです。
中原区予算案では、台風19号の避難所対応を踏まえ、避難所案内表示や災害時要配慮者の避難支援のための垂直避難用担架等の資器材配備の拡充が明記されています。
「令和元年度台風19号による排水樋管周辺地域及び河川関係の浸水に関する検証委員会」が発足し、2月13日に第2回が開催されました。資料や摘録はウェブサイトで閲覧できます。
兎にも角にも、一刻も早く災害復旧を成し遂げなくてはなりません。今議会にて予算案の使途について徹底して追及して参ります。中原区民の皆様の豊かな未来の為に。
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4月26日
4月19日