新丸子の路地裏には魅力が広がっている--。隠れた地元店へ足を運んでもらおうと、3月6日(金)から8日(日)の3日間、「新丸子のお店つまみぐいまつり」と称したイベントが開かれる。飲食店を中心とした30店舗で、食事やサービスが主にワンコインで楽しめるもの。より多くの店舗を訪れてもらうためスタンプラリーも企画し、来店数に応じてTシャツやエコバッグなどを用意した。
イベントを主催するのは、参加店のオーナーらで立ち上げた「新丸子路地裏連合」。商業活性化に向けた市の補助金制度を活用し、昨年10月からSNSなどで連携を図り企画を詰めてきた。参加店以外に35の企業や店舗からも協力を得て、参加店の立地などがひと目で分かるエリアマップも完成させた。
新丸子で27年間写真店『写真道場』を営む代表の久門易(くもんやすし)さん(58)は「新丸子は武蔵小杉のような洗練された街ではないけれど、人とのつながりや温もりがあり、親近感を持てるお店が多い。昭和の香りを感じるお店や、面白いこだわりを持つ店主など様々。そんな魅力を感じてもらえたら」と呼びかける。
ここ数年、武蔵小杉の街の人気に合わせ、新丸子駅周辺に出店する店舗が増えているという。「武蔵小杉駅近くより土地や賃貸料などが比較的安く抑えられるのも一因では」と久門さん。一方で、「個人店はチェーン店と比べて入店しづらい雰囲気がある」という顧客の声も少なくない。イベントを通じ「身近さ」をアピールするとともに、イベント以降も新丸子の賑わい向上へ取り組みたいという同連合。新丸子をともに盛り上げていく仲間も募集中という。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|