新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言が7日に発令され、区内でも休業要請を受けた各店舗では営業を自粛。一方、業務継続となった店舗では、「3密」を避けるため工夫を凝らした運営が続いている。
◇ ◇ ◇
食料や生活必需品を取り扱うスーパーやコンビニでは、少しでも飛沫感染を防ごうと、レジカウンターに透明のビニールカーテンを設置する店が増えた。「いなげや川崎下小田中店」では今月10日から設置し、列の間隔を空けるソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保も進める。広報担当者は「店舗によっては理想とされる2mの距離を充分に取れない場合もあるが、お客様に安心してお買い物していただけるよう極力対応したい」と話す。
閉店時間が早められ、客足が遠のいた飲食店では、新たにテイクアウトを開始する店が増加。これを受け、インターネットではテイクアウト可能な店舗情報をSNSで共有する動きが活発化。新たに「武蔵小杉・元住吉・新丸子でテイクアウトできるお店をご紹介」というウェブサイトも開設され、約80店舗が紹介されている(4月13日時点)。管理者は「コロナ終息後にお店で楽しんでもらえるよう、この厳しい状況を飲食店と地域住民とが助け合って乗り越えていけたら」と記している。
また、区内でレンタカー業を営む男性によると、武蔵小杉駅周辺は利用者が多く需要はあったが、発令後、通常の週末と比べ利用は4分の1ほどに減っているという。客には行き先を聞き、自粛要請を伝えているというが、「それでも利用する場合には、(店としては)不要不急ではない用事と判断して貸すしかない。板挟みだ」などと話していた。
中原区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|