中原区版 掲載号:2020年6月12日号 エリアトップへ

川崎市 LINEで児童虐待防げ 相談体制拡充へ、導入検討

社会

掲載号:2020年6月12日号

  • LINE
  • hatena

 児童虐待を防ごうと、川崎市は子どもからの相談窓口として無料通信アプリ「LINE(ライン)」の導入を検討。他都市の先行事例を踏まえ、早急に実現したい考えだ。一方で相談員との信頼関係づくりに対する懸念もあり、電話や対面を含めた多角的な対応が求められる。

 新型コロナウイルスの影響で休校した今年3〜4月、学校からの虐待通告・相談件数が昨年に比べ減少した。これを受け市は潜在的な虐待の増加を懸念し、急きょLINEの開設を検討。特に、虐待を受けている子が自ら相談できる窓口を想定している。

 相談者から送られてきたメッセージに対し、研修を受けた相談員が返信する仕組み。匿名で声を出さずにやり取りできるため、平時から相談しやすい環境を整えて、早期対応につなげたいとしている。

東京、相談は保護者が多数

 児童虐待のLINE相談窓口は昨年、東京都で開設された。本格始動前、2週間限定で試行し結果を検証。相談対応件数は576件で、うち児童相談所に引き継いだものは8件。相談者は子ども65人、保護者277人、第三者18人、不明216人だった。

 都福祉保健局の担当者は「相談者は大人が多く、子どもは全体の1〜2割。特にスマホ利用世代の中高生への周知が課題」と分析する。

 市内で障害者支援に携わり、虐待相談を受けたことがある一人は「早期発見のために窓口が多いことは大切だが、本来言いにくいことを相談できるのは、相手との信頼関係があるから。LINE相談でどこまで踏み込んだ話ができるか疑問」と現場で感じる課題を指摘する。

 市は開設後、寄せられた相談から危険度の高い事案を判断し、適切な機関を案内する予定。担当者は「学校などと連携して周知を図りたい」としている。低年齢の子どもへの配慮として「健診や赤ちゃん訪問で、平時からすべての家庭を把握できる仕組みがある。学齢期の子どもには地域の方や周りの方にも、見守りに協力してもらいたい」と呼びかける。

中原区版のトップニュース最新6

人気漫画の翻訳版、292冊

国際交流センター

人気漫画の翻訳版、292冊 文化

図書室に設置「学びの機会に」

10月22日号

中国・瀋陽(しんよう)の生徒と交流

市立橘高2年生

中国・瀋陽(しんよう)の生徒と交流 教育

友好都市40年を機に

10月22日号

現新、一騎打ちか

川崎市長選

現新、一騎打ちか 政治

10月31日投開票へ

10月15日号

図書館で原画展示

藤子ミュージアム10周年

図書館で原画展示 文化

10月15日号

区制50周年へ企画案

中原区

区制50周年へ企画案 社会

「交流を深める機会に」

10月8日号

子育てパパを主役に

街ナカアート

子育てパパを主役に 文化

参加型企画、大盛況

10月8日号

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月22日0:00更新

  • 10月8日0:00更新

  • 9月3日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年10月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook