地元で育った紅花を使った染め物の体験イベントが8月5日、プラザ大師(川崎区)で行われた。万全な感染対策の中、午前午後あわせ10人ほどが参加。用意された白い生地にゴムや糸で模様を作り、染め液に浸すなどして、染物が出来上がっていく過程を楽しんだ=写真。主催したNPO法人きもの文化・歴史風俗研究会の尾崎弘子会長は、平安時代に着物や口紅にも使われた歴史なども解説した。
このイベントは、18年前から市内の一部小学校で課外授業として行われてきたが、コロナの影響で今年は中止に。今回は一般市民向けに開催された。参加した松本セイ子さんは「コロナのおかげで貴重な体験ができた。とてもきれいなピンク色で感動した」と話し、森川京子さんは「思ったよりも工程が大変だった。次回は紅花積みから挑戦したい」と振り返った。
尾崎会長は「中原区の会場を含め多くの申込をいただいた。伝統の染め物に触れ、喜んでいただき良かった」と話した。
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