水害やコロナ時代の震災について、マンションならではの備えや乗り越え方を学んでほしいと、中原区が8月23日、防災講習会を行った。武蔵小杉駅周辺のマンション住人ら23人が参加し、講師の話に耳を傾けた。
講習会は2部制。前半は昨年の台風19号で、浸水により停電などの被害を受けた高層マンション「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」の住民による被災対策の事例共有が行われた。当日の被害状況だけでなく、住人で災害対策本部を立ち上げたこと、全戸安否確認を行ったこと、罹災証明を一括申請したことなど、具体的な動きを報告。おわりに、「マンション内の災害リスクを洗い出し、優先順位をつけて対応を図っていくことが重要」とまとめた。また、後半はマンション防災士の釜石徹さんを迎え、マンションならではの在宅避難の具体的なポイントなどを学んだ。
同タワーの住民組織・防災防犯委員会で副委員長を務める横山和重さん(43)は「防災への対策知識は日々アップデートしていくもの。今日学んだことを今後も、住民に広報していきたい」と話していた。
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