市政報告Vol.11 子どもたちにきめ細かい対応を 川崎市議会議員 松川正二郎
子どもたちにとって今夏は、例年では考えられないほど過酷で大きな危険を伴っています。新型コロナウイルス感染症の影響で市立学校の夏休みは二週間に短縮され、毎日続く厳しい暑さの中、マスクをつけての授業が行われています。先月26日には区内小学校において、体育の授業中に6名の児童が熱中症とみられる症状を訴え、救急搬送される事案が発生しました。この授業が実施されたのは午前8時45分から始まる1時間目で、陸上のリレー練習を、走るグループと休むグループとに分かれて行いました。
本市の体育授業は、日本スポーツ協会の「運動に関する指針」に準拠しており、熱中症予防を目的とする「暑さ指数(WBGT)」の数値は、当時29℃で、31℃以上の「運動は原則禁止」には及んでいないことから授業の実施の判断がなされたとのことです。この他にも、市立学校における児童や教職員の新型コロナウイルスへの感染の判明はもとより、欠席者の増加、子どもの怪我の増加など、様々な事案が報告されています。
今夏の子どもたちは、いつにも増して戸惑いやストレスを感じているということもありますので、学校も地域も家庭も、より一層のきめの細かい対応が必要であると考えています。
また、今般、中原中学校では、子どもの新しい学びを地域でサポートする「地域の寺小屋事業」を丸子地区連合町内会会館で実施することとなりました。夜の時間帯に子どもたちが学習のために同所に集まることになりますので、以前からの課題であります会館前の路上生活者対応や防犯対応につきましても、子どもたちの利用を機に改善にむけて対応を強化して参りたいと思います。
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4月12日