18歳以下の子どもたちが主体となって活動する団体・ミニカワサキがこのほど、「ミニカワしんぶん!」を創刊した。活動内容を知ってもらうことを目的に取材から記事の作成まで、すべて子どもたちで行う。
ミニカワサキは2018年に発足。子どもたち自身で子どものための仮想のまちづくりを行い、独自の通貨や選挙、消費を通して社会の仕組みを学ぶプログラム。自分たちで考えた「こどものまち」を発表するイベントを年1回、開催している。
今年のメンバーは市内の小学生18人。新型コロナの影響でイベントの会場開催が中止となったことを受け、別の方法で活動を周知しようと新聞発行の案が上がった。奥薗結子さん(新城小5年)、鹿野琴音さん(今井小5年)、鄧(とう)雅琦(あき)さん(久本小6年)、三田光莉さん(梶ヶ谷小5年)の4人が中心となり、7月から作成。創刊号は、朝日新聞の記者に新聞づくりのコツを取材した記事と、ミニカワサキの名前の由来を紹介する4コマ漫画を掲載し、8月に発行した。作文が好きだという奥薗さんは、「伝えたいことを丁度良い長さの文章にまとめるのが大変だった」と振り返る。鄧さんは「文章を書くのは難しかったけど達成感がある」と笑顔。漫画を担当した鹿野さんは「分かりやすく伝わるようにキャラクターを考えて登場させた」とポイントを話す。今後も奥薗さんと鄧さんが記事を、鹿野さんと三田さんが交互に漫画を担当する。4人は「ミニカワサキのことを知ってもらい、一緒に活動する仲間を増やしたい」と意気込んだ。
新聞は2号までできており、小学校で掲示するほか、図書館やこども文化センターなどで配布する。3号以降は、月に一度ほどのペースで発行する予定だ。
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