台風当日、多摩川からの逆流が発生した山王排水樋管。内水氾濫の原因の一つとされたことから、川崎市は短期的に取り組むべき対策として、遠隔からゲートを閉じて逆流を防げるように電動化を掲げた。今年7月には工事を完了し、山王町や下沼部の住民が見守る中、ゲートの操作と排水ポンプ車運用の初訓練を公開した。
このほかにも再発防止対策として、水の流れる方向と速さがわかる観測機器や水位計、監視カメラを設置。降雨量や河川の状況を把握できるようにした。また、ゲートの開閉について操作手順を見直し、閉鎖する判断基準を設けた。
訓練は1日で4回行われ、タワーマンション住民や周辺町会員ら計30人が見学。電動でゆっくりと閉じるゲートのほか、排水ポンプ車からのホース設置などを確認した。
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