新城小学校で9月29日、5年生の児童ら約150人が地域住民協力のもと校内の田んぼで稲刈り体験を行った=写真。
この取り組みは社会科で日本の農業について学ぶ5年生を対象に15年ほど前から実施。田植え時季の6月はコロナ禍で分散登校となったが、対策を講じ例年通り田植えを行い、収穫期を迎えた。
当日は、中原区内で農業を営む井上荘一さんと井上宗高さんから、鎌の持ち方や稲を刈るコツを学び実践。はじめは恐る恐るだった児童も次第にコツを掴み、和気あいあいと楽しむ様子が見られた。児童らは「力が必要で難しかった」「何度も挑戦してやり方が分かった」などと感想を口にした。荘一さんによると例年と比べ、今年は実りがよく「長い梅雨が明けて急に暑くなった。この気候差で立派に育ったのでは」と分析。収穫した稲は11月頃、全員でおにぎりにして味わう予定だ。
同校の伊東芳男校長は「児童らには米作りを通してたくさん自然と触れ合ってほしい」と話す。
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