等々力球場の完成記念式典が10月19日に行われ、市内の野球関係者や議員らが参加した。福田紀彦川崎市長は「(軟弱地盤などで)難工事だったが、関係者の協力で完成できた。早くも予約が入り、期待の声は大きい。市民スポーツの聖地として、野球人の記録や記憶に残る新たなドラマを」と思いを込めた。10日に予定された東芝対ENEOSの記念試合が雨で中止となり、関係者から惜しむ声も聞かれたが、市民に愛される球場を願いテープカットで完成を祝った=写真。
球場の広さは県内最大で、収容人数は旧球場の3倍以上となる約9300人。球場を囲う遊歩道から観戦できるのも特徴の一つだ。川崎野球協会の川島哲男会長は「県下に誇れる球場。学童から古稀のチームまで、多くの市民に楽しんでプレーしてほしい」と話した。
同球場は、改築工事開始時は2018年に完成予定だった。想定以上の廃棄物混じりの土や、軟弱な地盤などが影響し一時中断。市は土壌改良などの費用を増額し、先月完成へと至った。
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