神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年11月20日 エリアトップへ

市政報告Vol.8 来年度予算が分かれ道 川崎市議会議員 重冨たつや

公開:2020年11月20日

  • X
  • LINE
  • hatena

 新型コロナウイルスに対する対応に自治体間で差が生じたことによって、自治体の財政力が意識されるようになりました。自治体は年度ごとの収支のバラつきが市民生活に直結しないように「黒字の年は貯めておき、赤字の年はそこから引き出す」財政調整基金というものを持っています。緊急的出費への対応力の差は、一般的に豊かさの象徴と考えられている人口規模などではなく、この財政調整基金の残高に起因します。平成30年度末に川崎市には市民1人あたり約4千円の残高がありましたが、県内で先進的なコロナ対策が注目された鎌倉市の残高は約3万円でした。

取り崩し続く減債基金

 では、財政調整基金が枯渇してしまった自治体は今後どのように市政運営を行っていくのでしょうか。現在、川崎市では収支不足分のお金を別の基金を取り崩して補っています。その基金は、道路や公共施設をつくるときに発生した借金を返済する将来のために積み立てている減債基金というものです。ここ何年か収支不足を補うために取り崩しを行ってきたことで、昨年度末時点で527億円、市民1人あたり約3万5千円を取り崩しています。今年度はさらに120億円以上の取り崩しが予定されていて、市は「このままの市政運営では来年度は300億円以上の収支不足になる可能性がある」と公表しています。市が行うべきこととそうでないこと、メリハリのある市政運営を行うためには生活者目線がこれまで以上に重要です。引き続き皆様のご意見を踏まえた政策提言などに尽力してまいります。

重冨たつや

中原区上小田中5-10-15 クレール武蔵中原101

http://shigetomi-tatsuya.com

中原区版の意見広告・議会報告最新6

令和6年度川崎市予算について〜産後ケアの自己負担額軽減へ!〜

市政レポート【8】

令和6年度川崎市予算について〜産後ケアの自己負担額軽減へ!〜

みらい川崎市議会議員団 いど きよたか(清貴)

3月29日

救急搬送の現状と課題適時適切な利用を!

市政報告

救急搬送の現状と課題適時適切な利用を!

川崎市議会議員 松原しげふみ

3月29日

地域防災・減災を考え避難所運営のあり方の見直しを

意見広告

地域防災・減災を考え避難所運営のあり方の見直しを

教育無償化を実現する会 神奈川県第18区衆議院議員 鈴木あつし

3月22日

Web3・NFTを用いた実証事業

県政報告Vol.5

Web3・NFTを用いた実証事業

日本維新の会 神奈川県議会議員 松川正二郎

3月22日

住み続けられる街へ

市政報告

住み続けられる街へ

公明党川崎市議団 川島 まさひろ

3月22日

100周年記念事業は投資か浪費か

市政報告Vol.25

100周年記念事業は投資か浪費か

川崎市議会議員 重冨たつや

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook