女性の活躍やワーク・ライフ・バランスを積極的に進める中小企業を市が認証する制度「かわさき☆えるぼし」の認証書贈呈式が1月18日、川崎市役所第3庁舎で行われた。贈呈式には33社が出席し、福田紀彦市長から代表2社に認証書が手渡された。
福田紀彦市長は「我が国の女性の活躍の状況は国際的にも厳しい。ダボス会議(を主催する世界経済フォーラム)によるとジェンダーギャップ(男女格差)では153カ国中121位だ。こういう世界観の中で認証を取ったことを自慢し、宣伝して発表してもらいたい。次の方が続く好事例になる。女性が働きやすく、生産効率性が上がる企業はお客様からも支持される」と受賞者をたたえた。
認証書を受け取った(株)ユーフォリアファミリー(川崎区)の山崎莉奈さんは「女性のリアルな声が届きやすい職場でやりがいがある。会社では女性管理職の割合を70%に引き上げることを打ち出しており、達成に向けて弾みを付けたい」と意欲を示した。
男性社員の育休も
中原区内で新たに認証された(株)ミカセは、従業員13人の中で、女性管理職の登用に加え、男性社員の育児休業取得にも取り組む。同社の松井保夫代表は「この認証は通過点。社員が自分らしく働ける会社をめざしていきたい」と話した。
かわさき☆えるぼしは2018年度に創設した制度。今年度は新規18社、更新22社の40社が認定を受けている。中原区内で新たに認証されたのは(株)ミカセのほか、大道産業(株)、(株)プリベンタス、(株)メタテクノの4社。また、更新したのは(株)叶屋、(株)光陽電業社、ダンウェイ(株)、(株)電子工学センターで、計8社となった。
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