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【Web限定記事】かわさき市美展、2月26日から 最優秀賞は「偶然の出会い」  写真は10年ぶりの受賞

文化

掲載号:2021年2月19日号

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最優秀賞に輝いた畠山さんの『雲と江ノ島』
最優秀賞に輝いた畠山さんの『雲と江ノ島』

 かわさき市美術展の作品展が2月26日から、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開催される。

 今回、最優秀賞に輝いたのは畠山知寿子さんの写真作品。日が昇る前の江ノ島で撮影した『雲と江ノ島』だ。浜辺で犬の散歩をしていた人との偶然の出会いから撮影された作品で、白んでいく空と、地域のシンボルである江ノ島、犬の3点が重なる風景を映し出している。審査員からは「明暗や色のコントラスト、素材感などの対比が非常に理知的に構成されている。たくさんの応募作品の中で目を引く力があった」と評価された。写真作品が最優秀賞に選ばれるのは10年ぶり。畠山さんは「犬の”伏せ”が自然に対する礼拝のようにも見え、いいなと思ってシャッターを切った。写真は出会いの芸術と言われるので、自分の足であちこち出向いて被写体を探している。訪れた地域で感じたことを表現できれば嬉しい」と話した。

 畠山さんは藤沢市在住。幼い頃から川崎に縁があり、市内の学校にも通学。これまでは独学で写真を学んでいたが、ステップアップのため昨年から専門学校で学び始めたという。今回、人生初の応募での快挙となった。「川崎にはご縁があるので、ぜひこのコンペを1番目に挑戦しようと思いました」と話し、受賞については「びっくりした。川崎の方をはじめ、いろんな地域の方に見て頂けたら嬉しいです」と畠山さん。

 また、中高生部門の最優秀賞であるコミュゼ川崎大賞には長沢中学校(麻生区)の照井颯さん(3年)による絵画「絶叫羅漢絵図」が輝いた。市民ミュージアム館長で同展の審査員長を務めた大野正勝さんは「中学生で、自分の思いを画面で表現できていることがすごい。20代の青年が描いたような上手さや強さを感じる」と話した。

 作品展の主催は川崎市市民ミュージアム。市内で54年続く歴史ある美術公募展で、今回は市内で制作活動をしている人を対象に、全373の応募作品から入賞・入選した113点が2回に分けて展示される。入選作品展が2月26日(金)から3月4日(木)、入賞作品展が3月6日(土)から13日(土)まで。入場無料。会場は同ホール4階企画展示室。開催時間は午前9時30分から午後5時まで。問い合わせは同館【電話】044・754・4500。

中高生部門の最優秀賞に輝いた照井さんの『絶叫羅漢絵図』
中高生部門の最優秀賞に輝いた照井さんの『絶叫羅漢絵図』

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