市政報告 Vol.14 『Stanford e-Kawasaki』―コロナにまけるな 子どもたち― 川崎市議会議員 松川正二郎
新型コロナ第三波の下、我々大人だけではなく、子どもたちにとっても我慢の時間が続いています。他方、この1年間、世界的なパンデミックの下、これまでにも言われてきたDX(デジタル・トランスフォーメーション)の波が、必要性の後押しにより一気に推し進められました。ワクチン接種等に伴うコロナ収束後も、こうした流れはより一層顕著になることでしょう。
そうした中、子どもたちにとって先進的かつ明るい取り組みについて、今回は紹介させて頂きたいと思います。川崎市子ども・若者応援基金を活用したグローバル人財育成事業をご存知でしょうか。本市の子どもが国際的な視野をもって活躍できる人財を目指して新たな一歩を刻むための後押しとして、モデル的な先行事業が2つ実施されています。数多くの起業家を生み出し、Appleの創業者スティーブ・ジョブズの伝説的な講演でも名高いスタンフォード大学の国際異文化教育プログラムを川崎市の高校生向けに改良したオンライン・カリキュラムと、慶応義塾大学との連携により高校生が工学研究に参加するプログラムです。
特に前者は、コロナ禍であっても、子どもたちにグローバルな体験と夢を提供する先進事例と言えるでしょう。今年度は延期されていますが、受講生のうち優秀者2名は優秀賞の授与と発表のため、現地スタンフォード大学に招待されます。
近々、川崎市GIGAスクール構想により、義務教育課程の子どもたちには一人一台のPCとネット環境が用意されます。「新しい生活様式」を踏まえ、子どもたちに留まらず、全世代的なDXへの心構えが求められる日は、すぐそこまで迫っているように思います。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日