新型コロナウイルスワクチンの巡回接種が12日、川崎市内の高齢者施設でスタートした。
初日に実施されたのは特別養護老人ホームの「みんなと暮らす町」(幸区)と「すえなが」(高津区)の2カ所。各施設とも20人ずつがファイザー社製のワクチンを接種。経過観察後の副反応発生報告はなかった。
市は8日に高齢者向けワクチン1箱が入荷し、975回の接種が可能となった。ワクチン供給数が少ないことや、医療・介護分野への感染クラスター発生によるリスクなどを考慮し、13日以降も接種体制の整った高齢者施設から巡回接種を進めていく。市は高齢者施設に向けた巡回接種の説明会を行っており、今後は特養以外の施設にも展開していく。13日時点で各区1施設ずつが調整済みだという。国から、5月以降のワクチン供給量は順次拡大すると通知がされており、市は集団・個別接種による接種を進めていく見通し。
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