武蔵小杉駅前通り商店街振興組合の理事長に、4月から大坂邦治さん(78)が就任した。「先代の『後は頼んだぞ』という一言が頭から離れない。やるしかない」と意気込みを見せる。
大坂さんは1970年に眼鏡販売店・メガネのオーサカを小杉で創業。数年後には商店街の理事となり、人気イベントの餅つき大会や町内会との連携に力を注いできた。
同商店街の会員は現在、100店以上。再開発が進むエリアで、飲食店を中心とした新店が多いという。大坂さんは「今は商店も人もたくさん集まる場所だが、いつまでも続く保証はない。商店街では、にぎわいを維持する工夫をしていきたい」と話す。昨年から始めたのが、イトーヨーカドーからスーパー大野屋まで続く道の整備。経年劣化で凹凸が多かったため、数年計画で整備している。「利用者が気持ち良く商店街を訪れられるよう利便性も整えたい」と話す。
集客を伴うイベントは新型コロナの状況を鑑みながら、会員らの意見も取り入れて開催したいという。「売上に波や差があってもイベントを実施することで補えることもあるはず」と大坂さん。「消費者にとっても商店にとっても良い商店街づくりをしていきたい」と話した。
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